注文住宅で家づくりを計画をする際はほとんどの方が住宅ローンを組むと思います。
費用のほとんどをローンに組み込む方もいるかと思いますが、意外と手出しで出すレベルの小さな出費もあります。
その小さな出費はどのようなものがあって、どのくらいかかるのかを我が家を例にまとめてみました。
これから注文住宅で家づくりを計画される方の資金計画などの参考程度になれば幸いです。
我が家が実際にかかった金額もご紹介していきますが、住宅会社や地域などでさまざまだと思いますのであくまでも目安程度でご覧ください( ;∀;)
手出しが必要になる小さな出費
まずはローンから差し引かれるものではなく手出しとして出費するであろうものです。
実際に家づくりをして知った部分もありました。
必ずしも出さないといけないわけではない部分でもあります。
- 差し入れ代
- 地鎮祭のご祝儀
- 上棟式のご祝儀
- 新築祝いのお礼
- ご近所さんの挨拶
順をおって説明します。
我が家が実際に払った金額もご紹介するので参考程度にみてもらえればとおもいます♪
差し入れ代
注文住宅は着工から引き渡しまでに数か月かかります。
その間に現場に過程を見にいくかと思います。
その時は、自分たちの家を一生懸命作ってくださる大工さん方に感謝の気持ちとして差し入れを持っていく方が多いです。
我が家も休みの度に現場に行って過程を撮影したり状況を聞いたり、どんな大工さんなのかコミュニケーションをとったりしました。
はじめのころは何を持っていくか迷ってしまったので、我が家が持って行った差し入れをご紹介しておきます。
・飲み物類
お茶、コーヒー、スポーツ飲料水、オロナミンC、リポビタンなどです。
人数を把握しておかないと足りなかったり、余分に買ってしまうので、我が家は最初に現場に挨拶と人数確認をしてから買いに行っておりました。
・お菓子類
外仕事で汗をかくので、塩分のあるしょっぱい系の詰め合わせと甘い系の詰め合わせをそれぞれ持っていきました。配慮として手が汚れていても食べれるような物で小分けしてあるものをチョイスしてます。
時期によっては、塩あめなども喜んでくださいますよ(^_-)-☆
・タバコ
大工さんとコミュニケーションをとった中盤以降に、銘柄を把握して差し入れで持っていきました。
タバコを吸わない方などは少し選択するのが難しいかもしれません。
把握してくれていることに、とても喜んでくれて差し入れとしてアリだと思いました。
・お酒
親方はお酒好きで毎日晩酌をされるとのことだったので、こちらもコミュニケーションをとってリサーチ後に買っていきました。
毎日の疲れを吹っ飛ばすものなので、家づくりのモチベをガン上げできること間違いありません(笑)
・熱中症対策グッズ
我が家の家づくりは暑い時期だったので、かなり重宝されていました。
ひんやりスプレーなどとてもいい顏で使用してくれていましたよ♪
こちらの金額に関しては人それぞれですし、絶対持っていかないといけないわけではないです。
もっていかないからと言って、手を抜くような大工さんは稀かと思います。
ただ我が家は関係性を築いたことで、大工さんのご厚意で途中で追加した造作棚の施工費用をサービスしてもらったり、家に関するアドバイスを頂けたりしました♪
毎回でなくてもいいので、差し入れをしてみると良いことがあるかもしれません♪
地鎮祭で神主さんに渡すご祝儀
地鎮祭 って聞きなれないかと思うのですが、家づくりを開始する前に工事の安全祈願や土地のお清めやなどの意味合いで儀式をします。
詳しくは別記事で書いていますので割愛しますが、神主さんに最後に奉納としてお渡しするもの『初穂料』もしくは『玉串料』というものがあります。
1~3万円が相場で包んでお渡しします。
【地鎮祭】とは何か?我が家の【地鎮祭】で流れと必要なものを解説!
上棟式のご祝儀
上棟式当日は大工さんや現場監督など関係する方にご祝儀をお渡しします。
ひと昔前は上棟式に屋根から餅や小銭などを準備して撒いたり宴会などをしていたみたいです。
最近はしない人が多いみたいですしコロナの影響もあって我が家もしませんでしたが、一生に一度の上棟式なので記念にやってもいいかもしれません。
しない場合でも、お昼の弁当の準備は必要になります。
ご祝儀の相場と我が家が実際に包んだ金額はこんな感じになっています。
お渡しする人 | 一般的な相場 | 我が家の場合 |
棟梁 | ¥10000~¥30000 | ¥15000 ×2(合同で棟梁が二人だった為) |
他の大工 | ¥3000~¥5000 | ¥5000 ×4 |
現場監督 | ¥5000~¥10000 | ¥10000 |
クレーン運転手 | ¥2000~¥5000 | ¥5000 |
注文住宅の上棟について解説!我が家の棟上と上棟式の光景もご紹介♪
弁当代と飲み物代、ご祝儀で我が家はおよそ 8万円ほどでした。
餅撒きなどをする場合や当日の人数などでかわってくると思いますので参考程度にしてください。
ちなみに家づくり自体、お金がかかることなので、費用をおさえたい場合などは無理しなくてもだ大丈夫だと思います。
新築祝いのお礼
これは我が家の場合だけかもしれませんが、引き渡しや引っ越しのときに友人や家族などがたくさん祝いでかけつけてくれました。
引き渡しのときは新居祝いを頂いてお礼の品を準備した費用、引っ越しは友人たちに手伝いをしてもらったのでお礼に昼ご飯や夜の宴会の準備をさせてもらいました。
頂いた分などもありますが、費用としてはおよそ4万円ほどかかりました。
ご近所さんの挨拶
引き渡しや引っ越しのタイミングで、ご近所さんに挨拶にいきます。
両隣の2件と正面の3件ほどが一般的らしいです。
我が家の場合は周りが囲まれていて、6件でした。
3000円ほどの茶菓子を準備しまして、金額としては約18000円となりました。
こちらもご自身のお気持ちや感覚でも問題ないかと思います。
挨拶は気持ちが一番♪
契約から引き渡しまでにある出費のまとめ
当然ですが、ここまで紹介したもの以外にも、家づくりは契約した時点からいろんな費用がかかります。
金額もさまざまでローンに組み込んだり前もって手出しする費用があったり資金計画が大変です。
ここからは注文住宅で家づくりをする際にかかる出費をまとめて書いていきます。
住宅会社や状況によって金額や条件など違う部分もあるかもですが参考程度にみてください(^_-)-☆
- 土地購入時の買付
- 土地購入の仲介手数料
- 印紙代
- 登記費用、司法書士費用
- 建築請負契約時の手付金
- 地盤調査費用
- 地鎮祭費用
- 登記費用、司法書士費用
- 引っ越し費用
- アパート退去費用
- 火災保険
- つなぎ融資
こんな感じでしょうか。
順番に説明していきます。
土地購入時の買付
土地を持っている方以外は最初に土地探しをするところから始まります。
お気に入りの土地が見つかったときに『買付』というものを出します。
このときに売主や住宅会社にもよるかとは思いますが、手付金を払う必要があります。
売主さんとの関係性などで全然違うものですが、購入価格の10%ほどが一般的みたいです。
我が家は住宅会社の担当の方のおかげで手付金10万円の手出しでした!
こちらで出した費用は土地代の決済で充てられますのでご安心ください♪
土地の候補が決まったら出す【買付証明書】について詳しく解説♪
土地購入の仲介手数料
土地がいざ決まったら、仲介手数料がかかる可能性があります。
自分達の家を建ててくれる住宅会社が所有している土地ならサービスしてくれたり必要ない可能性が高いのでよほど問題ないですが、別の不動産が管理している土地であれば、仲介手数料がかかってしまいます。
この手数料が意外と何十万円もするので痛手となります。
自分達だけでどうにかすることは難しいですが、住宅会社の方が交渉できるような不動産屋でまずは探すといいかもしれません。
我が家の場合は営業の方が関係性の深い不動産屋さんの土地も探してもらいました。
本来は28万円の仲介手数料がかかるのところをサービスしてもらってかかりませんでした。
さらに値引きしてもらってネットなどに掲載されている金額より安い金額で契約することができました♪
印紙代
印紙代に関しては、数万円レベルで手出しとして出すところも多いかもしれませんが我が家はプラン内に含まれて手出しはしていないので、こちらに書きます。
印紙代は簡単にいうと、土地購入や建築請負契約、住宅ローンといった契約をする際の”税金”の意味もあります。
我が家は印紙代で約3万円ほどかかっております。
登記費用、司法書士費用
購入した土地や建ててもらった家の権利などを自分達に変更したり、かなり専門的な知識が必要になってきますので、一般的には司法書士の先生にお願いするかたちになるかと思います。
依頼する司法書士によっては金額がかわってくるかと思いますが、我が家の場合は13万円弱かかっています。
そして購入した土地と、建った家に対してあるので、2回分の依頼料がかかります。
建築請負契約時の手付金
工事請負契約の”契約金”や手付金とよばれるもので、施主と工事を依頼する住宅会社で取り決めるものなので、一概にはいえませんが、建築費総額の10%ほどが一般的です。
我が家の場合は、住宅会社が融通をきかせてくれて、なんと10万円の手出しですんでます。
手出しとして厳しい場合は、後述しますが”つなぎ融資”でまかなう形になります。
つなぎ融資の利息は住宅ローンと比べると割高です。
ちなみに、手付金で出した費用に関しては、建築費用に充てられるのでご安心を♪
地盤調査費用
購入した土地に家を建てても問題ないか調査をします。
調査費用自体は、SS試験といって一般的なものであれば5万円前後です。
ボーリングを使用するような規模だったりすると25万円~30万円ほどするみたいですが、稀かと思います。
調査の結果で地盤改良が必要となった場合は、別途費用がかかります。
我が家は地盤改良は必要なかったので、調査費用だけでした♪
結果が出るまで、気が休まりません、、、
引っ越し費用
新築ができたらいよいよ引っ越しです。
引っ越しの業者を依頼するのか自分達でやるのかで大きく変わってきます。
業者に依頼する場合は、まえもって引っ越し業者の比較サイトで見積もりすると少しでも安く済ませられる可能性が高くなります。
さらに引っ越しも全部を業者に依頼するのではなく、大型家電などの大きいものだけお願いすると費用をおさえることができますので、頑張って少しでも抑えましょう♪
調べた感じ大きな差はそんなになかったですが、『引っ越しの赤帽』だと委託で個人事業なので、場合によっては少し抑えられるかもしれません。
ご自身の地域で『引っ越しの赤帽』で検索してみるといいかもしれません。
一応もうひとつ比較サイトのリンクを貼っておきます♪
我が家は、友人に昼飯と宴会の場を条件に引っ越しを手伝ってもらいました♪
楽しく引っ越ししながら、費用もかからずでした。
持つべきものは友ですね♪
アパート退去費用
アパートの退去費用に関しては、入居前に敷金をいれてなければ手出しになる可能性が高くなります。
金額は契約している不動産や居住年数でかわってきます。
退去費用を多く請求してくる悪徳な不動産会社も少なくないみたいなので請求書を鵜呑みにしないように注意が必要です。
退去前に退去に関する知識を身につけて退去立ち合いなどに備えましょう!
我が家の場合は居住年数が10年超えていたのと大家さんがかなり良心的な方だったので、3万円ほどのハウスクリーニング代だけで済みました♪
退去費用に関する記事も執筆予定なのでお楽しみに♪
すぐ知りたいという方のために僕が学んだ参考になる方の動画を貼っておきます♪
お金に関する有益な発信をされてて他の動画もとても参考になりますよ(^_-)-☆
火災保険
賃貸と違って、新築の場合は火災保険が10年で契約します。
火災保険は保険会社にもよりますが、一番大事なのは自分達にあった最適なプランにすることです。
当然ですが、手厚くすればするほどその分高くなります。
自分達の許容できるラインを見極めてプランを決めていきましょう。
こちらも価格ドットコムなどで比較することをおすすめします。
我が家は東京海上日動火災保険で地震保険まで合わせて28万円でした。
つなぎ融資
注文住宅で家を建てる場合は、引き渡し完了までに数か月と時間がかかります。
住宅ローンの融資が開始される前にまとまった支払いが何度か必要になるので、その部分で必要になる資金を融資してくれる融資のことを【つなぎ融資】といいます。
注文住宅は住宅ローンと【つなぎ融資】が必要!?分かりやすく解説♪
おわりに
夢のマイホームを手にいれるにあたって、大きなお金がうごきます。
住宅ローンで何千万円ものローンを組むわけですが、それ以外で手出しとしての費用が必要だったりもします。
自分達の蓄えがなくなってしまうと、もしものときや住み始めてから大変ということにもなりかねないので、すべて手出しで出してしまうのはおすすめできないです。
事前の資金計画は重要ですのである程度把握して計画的にすすめていきましょう♪
住み始めてからも、いろいろ買うものがあるので結構お金を使いますよ!!
住み始めてからの我が家の出費なども参考になるように記事にしていこうと思っています♪
少しでも参考になれば幸いです♪
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