とても重要!気密測定や気密性について!その理由についても解説!

~役立つ知識~

『夢のマイホーム』といってもいろんな形があります。

  • 最初から完成している建売物件
  • マンション
  • 中古の一戸建て
  • 中古のマンション
  • 注文住宅でイチから計画

我が家は注文住宅で家を計画しました。

どのパターンで家を取得するかでかわっていきますが、注文住宅で家づくりを計画してイチから建ててもらう方は気密測定をするべきと思っています!

今回は、

  • 気密性や気密測定について
  • 気密測定の重要性
  • 気密測定が実施されにくい理由

を我が家の気密測定や結果と共に書いていきます。

気密性について

家の気密性が低い=家の隙間が大きい or 多い

ということになりますので、気密性が低いと夏は暑い・冬は寒い家になる大きな原因になります。

気密性能はC値と呼ばれており、〇c㎡/㎡という単位で表されます。

C値とは、『相当隙間面積』を表す値で、住宅にどれだけの隙間があるか

細かくいうと難しくなるので、一般的に1.0 c㎡/㎡ 以下が望ましくクリアレベルの気密性となります。

一昔前の基準として、北の地域はC値が5.0 c㎡/㎡ 以下、南の温暖地域は2.0 c㎡/㎡ 以下となっていたみたいです。

C値を身近なもので例えると

分かりやすく例えるならこんな感じです。

c値=5.0c㎡/㎡ →B5サイズ

c値=2.0c㎡/㎡ →名刺4枚分サイズ

c値=1.0c㎡/㎡ →名刺2枚分サイズ

c値=0.5c㎡/㎡ →名刺1枚分サイズ

c値=0.2c㎡/㎡ →名刺の半分以下

RYUSEI

昔の基準でいくと隙間がかなりある家な気がします。

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気密測定について

気密測定とは言葉の通りですが、家の気密性を気密測定士という資格をもった専門家の方に測定してもらうことです。

専用の機械を使用して測定します。

我が家の気密測定光景

我が家の測定結果はこんな感じでした。

我が家の測定結果

C値=0.2c㎡

はれて我が家は名刺の半分以下の隙間しかない高気密の家が実証されたわけです♪

注文住宅で建てるなら快適な家をつくろう!絶対知っておくべき知識!

気密測定は2回する場合が多い

気密測定は一般的に建築途中と完成時の2回行うのが理想的です。

建築途中で、気密性を把握して手直ししていくとより気密性を確保することができます。

前述しましたが、費用が安くないので2回は厳しいという方は完成時ではなく、建築途中でしてもらいましょう。

完成後の気密性だと低くても手直しのしようがありません。

我が家の気密測定は完成時の1回だけやってます。

気密測定の重要性を深く理解しておらず、担当の方の

『する必要ありませんよ』

という言葉を覆すことができませんでした、、、

最後の最後になんとか周りの意見を覆して実施したんです。

RYUSEI

正直、気密測定で低い数値がでてもどうすることもできない状態でしたので、気が気ではありませんでした、、、

本当に大工さんが丁寧に作ってくださってよかった( ノД`)シクシク…

そして測定をしたことで数値を把握することができたので、安心して暮らすことができます♪

気密測定の重要性

気密測定の重要性はこんな感じです。

  • 自分達のマイホームに隙間があるのか把握できる
  • 施工もれなどのリスクが極めて少なくなる

順番に説明してきます。

自分達のマイホームに隙間があるのか把握できる

隙間が多いと本当に良いことがありません。

今回は簡単に書きますがこんな感じです。

  • 光熱費が高くなる
  • 壁内結露のリスク
  • 換気がしっかりされない可能性
・光熱費が高くなる

隙間が多くなると、エアコンなどの冷暖房効率が落ちます。

結果、高気密高断熱の家よりも月々の支出が増えてしまいます。

・壁内結露のリスク

隙間があると、湿気などの問題で隙間周辺の壁から結露や劣化などさまざまな原因になります。

家の寿命を縮めるなどのリスクもでてきます。

・換気効率が落ちる可能性

今は24時間換気が義務となっています。

機械を使用して家の換気を行うのですが、隙間などが多いと換気の循環や効率が悪くなる可能性が高くなります。

新築時のハウスシック症候群の原因だったり、住んでいくうえで空気が汚い環境になってしまいます。


測定することで自分達の家の隙間がどのくらいあるのかをしっかり把握することができます。

建築中であればその隙間を無くすことも可能です。

これが完成した後だと、建築中と違って簡単に無くすことができなくなります。

測定しないと実際に隙間があるのかさえ把握できないので、気密測定はとても重要だと言えます。

施工もれや手抜きなどのリスクが極めて少なくなる

家を作ってくださる職人さん達次第で家の性能など大きく変わってきます。

『しっかりとした家をつくる』

という気持ちがないと、手抜きや妥協などがでてきてしまいます。

気密測定を行うことで数値に反映されるので、嫌でも真剣に施工することになります。

RYUSEI

我が家をつくってくださった大工さん方はとても真剣に丁寧に施工してくださいました♪

感謝の気持ちしかありません(^o^)丿

そして、真剣に丁寧に施工してくださっても、プロとはいえ完璧な人間はおりません。

万が一のもれがあっても、気密測定を行うことで建築段階で気づくことができて手直しなどが可能になります。

こういった意味でも重要だと言えます。

気密測定は重要なのに実施されにくい理由

重要性は分かっていただけたと思います。

建ててもらう工務店さんなどによっては、気密測定の費用は負担して実施してくれるところもありますが、地元の住宅会社や工務店などでは実施していないところが多いとのこと。

こんな大事な気密測定を実施されにくいような状況の場合があります。

その理由としてはこんな感じでしょうか。

住宅会社や工務店の方が、しっかり作ってくれるから大丈夫なのでは?

我が家も最初は職人さん方を信じて任せておけばと思っていました。


測定するだけなのに何万円もお金かかるけど本当に必要?

その分、お洒落や設備のグレードアップした方が、、、

たしかにマイホームを手にいれるにあたって他にも多額の費用がかかります。

前述でもご説明しましたが、気密測定は専門の業者さんに依頼することになります。

プラン内に組み込まれていて実施してくれる住宅会社ならいいのですが、そうでない場合は費用がかかります。

地域などでかわってくるかと思いますが、一回あたり7~10万円くらいはかかるかと思います。

他にお金をかけたい気持ちは確かに分かりますが、必要経費と考えるべきです。

RYUSEI

我が家は8万円の費用がかかりました。

逆に他の部分を削って捻出しました。


勉強して重要性を知り、『気密測定』をしてみたいと伝えても

しっかり施工させていただきますので、お金をかけて測定しなくても大丈夫ですよ!

と住宅会社の担当の方に言われてしまうことも。


さらには、こういった重要性を把握していない周りの知人や友人に

プロなんだから職人さんに任せておけばいいんじゃない?

そこまでする必要ある!?

住宅マニアだね!

などと言われたりしました、、、

いろんな要素があって実施しない人が多いんだと身をもって感じました。

でも気密測定はとても大事だと思います。

RYUSEI

万が一このような風でも押し切って実施しちゃいましょう!!

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おわりに

今回は快適で失敗しないために大事な気密性と気密測定について執筆しました。

我が家は勢いだけで計画し始めました。

最初はそこまで深く考えていませんでしたが、一生住むことになるかもしれない家ですので、失敗したくないですよね?

少しでも快適な家に住みたいですよね?

家づくり自体、知識があるのとないのでは完成した家の完成度が全然違うものになってきます。

今回のC値に関して深く勉強すればするほど難しい部分なので、失敗の可能性を減らすためにせめてこの最低限のことだけでも把握して臨んでみてほしいです。

RYUSEI

勉強するべきことはたくさんあるので、いい塩梅で要所だけでもつかんで計画にのぞむべきだったと我が家はすごく痛感しています。

これから家を建てる方の参考に少しでもなれば幸いです。

RYUSEI

最後まで読んでくださってありがとうございます♪

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